チェックしておいた方がいいレポートとは何ですか?(SiteTracker の初歩:第4回)
【 Ver.8 】
数回に分けてレポートの説明をさせていただきましたが、幾つかご紹介していないレポートをご紹介します。
まず、訪問者分析の中にある、リピート訪問者サマリ。
日毎/月毎に「ユニーク訪問者」、「新規訪問者」、「リピート訪問者」を集計するレポートです。
前回の記事のトラフィック分析にあるレポートと同様に、提出資料を作成し易いレポートの一つです。
つぎに、テクニカル分析のエラーサマリです。
Web サーバーにアクセスした訪問者に対して、エラーが表示された場合、どのようなエラーが表示されているかを集計するレポートです。
このレポートには、大きく分けて 2 種類のエラーステータスがあります。
- 400 番台
訪問者が誤ったリクエストを要求し、エラーが返されている場合に 400 番台のエラーが表示されます。
もっとも一般的に見られるエラーとして、404 番(Not Found)があります。その名の通り、URL の入力ミスやリンクの指定ミスで、存在しないファイルをアクセスしようとしていた場合に、このエラーが表示されます。
- 500 番台
サーバー側で何らかのエラーが発生した場合に 500 番台のエラーがレポートされます。
このエラーが多発している cgi や asp があった場合、その cgi を検証してみる必要があるかもしれません。
エラーサマリは一見軽視されがちなレポートですが、現在の解析対象のサーバーで、どのような事が起きているかを判断できるレポートです。
404 番、つまりリンク切れが多いようであれば、折角訪れた訪問者を TOP ページに誘導するなどの対策を至急取る必要があります。
また、500 番代のエラーが多発しているようでしたら、cgi や asp のバグや、サーバーが不安定な状態である事を表している場合もあります。
余り頻繁で無くても構いませんので、チェックしておくに越したことはありません。
関連項目:
- 最初に見るべきレポートとは何ですか?(SiteTracker の初歩:第1回)
- コンテンツ分析のポイントとは何ですか?(SiteTracker の初歩:第2回)
- トラフィック分析のポイントとは何ですか?(SiteTracker の初歩:第3回)
- 集計対象にしている HTTP ステータスコードは何ですか?
- リダイレクトページを集計に含めるには?
※ 操作手順や用語は、基本的にSiteTracker 8 をベースに記載しています。