第7回 SiteTrackerコラム
『SiteTracker新バージョン 開発開始の背景』 2010.06.09
ゼネラルマネージャー 山崎典子
空白の時間
SiteTracker8(現行バージョン)が発売されて、早3年半が経過しようとしています。
・・・空白の時が長すぎました。
SiteTrackerが株式会社アスキーから発売されてから13年が経ち、3000ライセンスを超える販売実績を持つ老舗のアクセス解析ツールと言われてきましたが、ここまで長期間、バージョンアップしていなければ、「もうそろそろ終息?」のようなご質問をいただくのも致し方ない・・・。
ただ、SiteTrackerを使い続けていただいているお客様や、新規でお問合せくださるお客様のご期待にお応えするために、一刻も早く新バージョンを発売したい。
それが、これまで長い間、SiteTrackerの販売やサポートに携わってきたメンバー達の共通の想いでした。
そして、この4月、キーポート・ソリューションがSiteTracker事業を譲受して早々に、念願のローカライズをスタート出来たことは、サイトトラッカー・チーム全員の大きな喜びです。
悩み
昨年度、一番多かったお問合せが、「RedHat5で動きますか?」「Windows 2008 Serverはサポートしていますか?」というプラットフォーム対応に関することでした。
新規に購入するにしても、サーバをリプレースするにしても、ハードウェアを調達すればプラットフォームが新しくなるのは当然のこと。
「SiteTracker8 動作環境」のようなプラットフォーム対応状況では、使いたくても使えない。
お客様のおっしゃることは、私達も十分過ぎるくらいに理解しておりましたが、先立つものがなければ手も足も出ない・・・。
きっと、これが理由でツール選定から外れたことも多々あるはず。
・・・気が気ではない日々が続きました。
そして、2010年5月20日。
晴れて、「新バージョン開発開始!」の発表しました。
「新バージョン「SiteTracker 9」開発開始のお知らせ 」
新しいプラットフォームへの対応はもちろん、Unicode対応することにより、日本以外のアジア圏からのアクセスが解析可能になるのも魅力です。
明確な新バージョンに関するお問合せが激増したわけではありませんが、Web上での露出が増えたせいか、新規のお問合せがジリジリと増えているのを実感しています。
ラインナップ、価格、発売日が確定し、発表できる時が楽しみでもあり、ちょっと怖くもあります。
引き続き、SiteTracker公式サイトで情報展開していきたいと思います。
山崎 典子 Noriko Yamazaki
SiteTrackerをはじめとする製品の企画・販売を行うネットビジネス事業部を取りまとめる。システムエンジニア経験も豊富で、ことあるごとに開発現場に入りたがる。
※ 記載されている所属名・役職名は、掲載当時のものです