||| 社内イントラサイトのアクセス解析で業務効率化を図る
大手商社様(1部上場)のケース
近年増えてきているイントラサイトのアクセス解析活用とサイトトラッカーの導入環境の事例をご紹介
アクセス解析といえば、公開サイトのSEOやコンテンツ制作のために利用するものというイメージがあり、サイトトラッカーを販売している私たちもそのようなアプローチがメインになっていましたが、ここ最近、「イントラサイトのアクセス解析を行いたい」というご要望が増えてきています。社内の情報に対するアクセスを監視したり、情報蓄積、発信の効果分析を行うのがその目的となっているようです。
A社様の場合、イントラサイトのリニューアルに合わせてアクセス解析ツールを導入することを決定しました。
今までアクセスログを手運用で編集していた「コンテンツランキング」を、アクセス解析ツールを利用して運用コストを削減し、レポート出力までのリードタイムを短縮することが、まずひとつの要件でした。そして更にリニューアル後のイントラサイトでは某社のポータルパッケージを利用するため、必ずログインしてユーザーIDが特定できることから、部署や職域別の統計、個人の特定も含めて解析可能になることが、もうひとつのツール導入の要件となりました。
アクセス解析ツール選定のポイントとしては、
- 大容量のログを処理し、柔軟にレポートを出力ができること。
- コンテンツのタイトルを解決できること。
- ログイン時のユーザIDから、所属部署や職域、ユーザ名等を参照し、特定できること。
世界中から社員数万人のアクセスがあるイントラサイトであるが故に、一日のログ容量は数ギガバイト、アクセス数は月に1000万PVを超えるため、H/Wの選定やシステム構成も慎重に行う必要がありました。また、ポータルのログからコンテンツタイトルを解決して自動的にレポート出力できることも、サーバへの多大な負荷が予想され、工夫が必要となります。更に、人事データを参照してIDから属性を引き出せるような仕組みを持つツールとなると要件だけで限られてきます。
解析規模&H/W構成
■解析ログファイルサイズと月間PV数
ログファイル容量 |
4GB~5GB/1日
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ページビュー規模 |
1000万PV~1500万PV/月間
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■SiteTracker Server H/Wスペック&構成
CPU |
Intel(R) Xeon(R) 3.16GHz Quad Core ×2
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RAM |
4GB
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HDD構成 |
RAID1(System Oracle) 2Disk RAID0+1 (OracleDB+logs) 4Disk
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OS |
Windows Server 2003 R2
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DB |
Oracle10.2.0.1
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A社様が最終的にサイトトラッカーを選んだ大きな理由は
- 大容量データの解析、レポーティングを柔軟に行う仕組みをもっていること。
- 他DBのデータを取込んでレポート出力したり、解析軸に利用するための機能が標準装備されていること。
- 我々がサイトトラッカーを活用するための運用設計や実装を行うための体制と実績を持っていること。
つまり、我々が機能的に優れたアクセス解析ツールを販売するだけでなく、アクセス解析をスムーズに運用し、活用するための長年のノウハウを生かしたサービスを充実させていたこともポイントとなりました。
SiteTracker導入プロジェクトが開始され、詳細なキャパシティプランニングやシステム設計を行う中、調達されたH/Wのスペックが異なったり、解析対象のイントラサーバの構成が変更になるなど様々な問題が発生しましたが、およそ4ヶ月の開発期間で構築したアクセス解析システムは運用開始から今も安定稼動中です。