イントラ向けの解析をおこないたいのですが?
【 Ver.8 】
SiteTracker は Web サーバーのアクセスログを解析するツールです。
Web サーバーといえば、インターネット経由の公開サイトをイメージしますが、今や社内システムにも幅広く使われていますので、社内システムに対するアクセスも解析することが出来ます。
これを応用して、「イントラ向けには、こんな風にお使いいただけます。」という例をいくつか挙げてみたいと思います。
- 運用ルールの徹底に
管理部からの重要なインフォメーションや社長からのメッセージなど、全ての社員が閲覧すべき情報がきちんと見られているか、閲覧を徹底している部署、していない部署はどこか、等を確認し、社内の運用ルールの徹底に役立てる。
このような利用をおこなう場合は、IP アドレスでユーザーを識別できるか、またはユーザー ID 等がログに出力されていることが必要になりますので、コンテンツを作成したり、Web アプリケーションを構築する際には注意が必要です。
分析レポートを見やすくするためには、SiteTracker のデータ統合機能やデータモデルエクステンション機能を利用して社員テーブルや組織テーブルから ID をキーに日本語名称を参照し、表示項目を置き換える等の工夫が有効です。
- コンテンツ内容の向上に
部署のコンテンツ内の遷移状況を確認し、サイト構成やコンテンツ内容の向上に役立てる。
このような利用をおこなう場合は、部署ごとのコンテンツ群を区別しやすくするため、1解析単位のコンテンツ群をディレクトリごとに分けるなど、サイト構成を決める段階で考慮が必要です。また、所属部署の解析結果だけに閲覧権限を与えたい等のニーズがある場合は、部署ごとにプロファイルを分け、プロファイル自体のアクセス権限で制御することができます。
分析レポートを見やすくするためには、コンテンツのページタイトルを解決する仕組みを作りこむ等の工夫が有効です。
- 社内ブログ、コミュニティの活性化に
社内ブログ・コミュニティのアクセスを解析した結果から、ポータルの人気ブログランキングを週単位で自動更新することで、活性化を図る。
このような利用をおこなう場合は、ブログ・SNS ツールがブログ・コミュニティ ID やオーナー・ユーザーの ID 等をログに出力することが必要です。
分析レポートを見やすくするためには、1.と同様にオーナーやブログ・コミュニティ、記事の日本語名を表示する等の工夫が有効です。
※ 操作手順や用語は、基本的にSiteTracker 8 をベースに記載しています。